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積荷量を州別にみると、クイーンズランド州(QLD)が13トンで最も多く、続いて西オーストラリア州(WA)が12トン、ビクトリア州(VIC)が6,8トン、南オーストラリア州(SA)が6.2トン、ニューサウスウェールズ州(NSW)が4.9トン、タスマニア州(TAS)が4.5トン、ノーザンテリトリー(NT)がO.75トンとなっている。また、荷揚量では、大都市シドニーをかかえるニューサウスウェールズ州が17トンで最大、続いてブリスベンのあるクイーンズランド州が13.2トン、ビクトリア州が7.6トン、南オーストラリア州が3.9トン、タスマニア州が3.3トン、西オーストラリア州が2.6トン、ノーザンテリトリーがO.62トンとなっている。表3-9に内航貨物の流通フローを示す。なお、現在のところ1998/99年度のデータが最新である。

 

表3-9 内航貨物の流通フロー(1998/99年度)

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出所:運輸経済局(Bureau of Transport Economics)

出典:Information Paper 46“Coastal Freight in Australia, 1998-1999”

 

2-2-3 国際貨物

 

国際貨物については、政府の公式統計は発表されていないが、オーストラリア港湾海運協会(Australian Association of Ports & Marine Authorities: AAPMA)が、会員となっている港湾各社から提出された数字をもとにデータを発表している。それによると、1999-2000年度の港湾総取扱量は、5億6,413万トンで、そのうち輸出が4億5,618万トンで全体量の80.9%を占め、輸入が1億795万トンで19.1%となっている。

オーストラリアは天然資源の輸出国で、年間1億トン程のボーキサイトやアルミナを輸出している。総輸出の37.5%(金額べース)を天然資源(Crude materials inedible except fuels)と鉱物燃料(Mineral fuels lubricants and related materials)で占めている。こうしたことから、貨物のタイプ別では、バルク貨物が圧倒的に多く、総貿易量のの約90%を占め、また、バルク貨物による輸送のうち、83.3%が輸出向となっている。表3-10に国際貨物の種類別取扱量を示す。

 

 

 

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