3.2.2 スカンジナビア・バルチック海
スカンジナビア・バルチック海の上位3航路はデンマーク/スウェーデン・デンマーク国内、デンマーク・スウェーデン・ノルウェー/ドイツ、スウェーデン・デンマーク/ポーランド・バルチック海沿岸諸国・サンクトペテルブルグで、合計124隻が就航し、スカンジナビア・バルチック海就航船腹の60%弱を占めている。スカンジナビア・バルチック海航路に配船されたRoPax28隻のうち、16隻が、この3大航路に就航している。船種の選択は航路の長さに重きを置いて決定されるので、輸送量とRoPax採用との間に単純な因果関係は見られない。隻数、輸送量とも最大であるデンマーク/スウェーデン航路の船腹中、RoPaxのシェアはわずか5%で、この航路に多数就航している小型の旅客/貨物用RoRoに取って代るものはRoPaxよりもむしろエーレスンド橋である。
