最近の展開
・チュニジア国営船社Cotunavは事業拡大を図り、2000ベッドの大型クルーズ・フェリーを発注した。
・アルジェリアの国営客船社ENTMVは旅客/乗用車輸送で50%弱のシェアを占めている。旅客定員1300名/乗用車300台積載のフェリー2隻の新造の入札を行っている。
・フランス国有のオペレーターSNCMは現在1800ベッドのクルーズ・フェリーの新造を計画中。
・なお、地中海横断航路では現在のところRoPaxの投入計画はない。
i. イタリア/マルタ
シチリア/マルタ航路には小型RoRoフェリー3隻と高速フェリー1隻が就航。Sea Maltaが大手オペレーターでやや大型のRoRo船でジェノバにも寄港している。
j. イタリア/トルコ
・RoRo:トリエステからのRoRoサービスで、年間約10万台のトレーラを輸送しており、なお輸送量は伸びている。UND(RoRo9隻)と新規参入オペレーターEGE(RoRo2隻)がおり、いずれも2000/2500LMの大型船を投入している。
・旅客輸送:2-1/2日の長距離横断航路で、Turkish Maritime、Poseidon Lines、Med Link Lines、Anatolia Ferriesの4社が、カー・フェリーで、年間、旅客約15万人、乗用車45千台を輸送している。