日本財団 図書館


2.4.2 地中海航路の詳細

a. ジブラルタル海峡

(モロッコ(タンジール+ナドル)とスペインの飛び地セウタ・メリリャ)

輸送量(1998年)

030-1.gif

*) Limadet、Euroferrys、Buquebusについては数値不明、Euroferrys、Buquebusは1998年に新規参入。

 

運航会社の市場シェア

030-2.gif

 

最近の展開

・アルヘシーラスからの短距離航路、マラガとアルメリーアからの長距離航路のいずれでも、スぺイン国有船社Trasmediterraneaが支配的である。

・輸送量は停滞し、RoRo輸送量に限っていえば1996-98年に減少した模様。

・スペィンのIsnasaが1997年に倒産して1998年に運航を停止し、そのシェアは新規参入のEuroferrysが直ちに獲得した。

・Cenargo傘下のFerrimarocとモロッコ資本のComaritとLimadetが突出したオペレーターで、Limadetは現在、アルメーリアのFerrimarocとパートナーシップを組んでいる。

・参入船社が比較的多数なこと、投入フェリーが小型なことから、現時点では大型RoPaxフェリーの配船は見込薄である。現在400LM型RoPax2隻(2002年の引渡し予定)を発注している貨物輸送の大手Trasmediterraneaの民営化の進展如何によるところが大きい。両船はデイ・フェリーと思われるので、アルヘシーラス航路かカナリア諸島航路のいずれかに投入されるものと見られる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION