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ジョーンズ・アクト支持派はこのITC報告書を様々な方向から攻撃しているが、MarAdもITC報告書批判の一端を担っていた。

 

1) カナダ造船工業会(Canadian Shipbuilders’ Association)―支持派

昨年、米国の海事関係者向けの発表で、カナダ海事労働者連盟の専務理事は、カナダ造船工業会の代表と共に、ジョーンズ・アクト支持を表明した。

カナダ造船労働者代表として、貴国の造船産業が今後も存続し、繁栄することを確実にする保護主義措置を講じる貴国における法案及び州法に喝采を送る事をここに公式に声明する。実際のところ、我々はジョーンズ・アクト反対の立場を取っておらず、カナダにも同様の制度があれば歓迎する。米国のタイトルXIに定められたような有利な融資パッケージは、カナダの造船関係者の垂涎の的であり、欧州及びアジア諸国における造船業に対する巨額の国家助成に対抗するために必要な進歩的対策だと考えている。実際のところ、経済機会のための環境を提供することは政府にとって適切な役割だと確信している。

 

m) 米国産業輸送連盟(National Industrial Transportation League)―改革派

ジョーンズ・アクト改革同盟の崩壊後、同組織のメンバーの多くがまとまって、米国産業輸送連盟を通してジョーンズ・アクト改革運動を行うことにした。現在のところ、米国産業輸送連盟の戦略は、ジョーンズ・アクト改革同盟が正面切って激しく攻撃して失敗した轍を踏むよりも、海事内航研究会との交渉を試みるものである。ジョーンズ・アクト改革は非常に困難であり、先の長い過程であるという認識が生じている。

 

 

 

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