ベイトマン下院議員は、今期で9期目の下院議員を務めている。ベイトマン議員は下院で有力な2つの委員会(軍事委員会、運輸・インフラ委員会)の上級メンバーである。同議員は軍事委員会の軍事即応小委員会及び海運パネルの委員長を務めた。
海運パネルは1994年に軍事委員会の下部組織として設立され、造船、船舶修理産業を含む米国の海事問題のほとんどすべての面について審議権を持っている。ベイトマン議員は、米国の民間造船産業の活性化努力のリーダーとされていた。
ニューポートニューズ造船を始めとする多くの海事産業を地元に擁するベイトマン議員は、選挙支持母体の利害関係から、ジョーンズ・アクト支持の立場をとっている。軍事委員会における立場から、ベイトマン議員は実質的に下院における海事案件について全権を握っていた。第106期を最後に、既に引退を宣言していたが、同議員の亡き後、リーダーシップの世代交代が起きるであろう。リーダーとしての同議員の跡を誰が継ぐかにより、海事問題の今後の方向が左右されることになる。(故ベイトマン議員の後には、ジョアン・デイビス(共和党)が当選した。)
h) マーク・サンフォード下院議員(共和党、サウスカロライナ)―改革派