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・軍事融資支援を利用して外国が購入した物品はすべて、米国籍船舶による輸送が義務づけられている。

これらの規制も寄与して、米国籍船は外航貨物輸送において、外航定期貨物の約11%、非定期貨物の約2%を輸送している。

 

米国商船海運船腹の傾向

米国籍商船船腹の総キャパシティは過去20年間減少の一途にある。米国工兵隊のデータによれば、米国籍のすべての種類の自航貨物船、旅客船の総キャパシティは1980年には約2,400万ショート・トンであったのが、1990年末には1,300万ショート・トンに減少した。1993年以降の船種別、運航水域別の米国籍船腹キャパシティの推移と、2004年の予測を次表に示した。これらのデーターはマグローヒル社と米国商務省が合同出版している年刊のU.S. Industry and Trade Outlookを始めとする各種統計を集計したものである。予測値が示すように、米国籍外航乾貨物及びタンカーのキャパシティは今後5年間に大幅に減少すると見られている。

 

米国籍船のキャパシティの推移と予測

(特に記述のない場合は単位100万トン)

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出典:U.S. Industry & Trade Outlook 2000

 

 

 

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