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クローリー・マリタイム社

APLと同じくオークランドを本拠とするCrowley Maritime Corp.(CMC)は世界最大のタグ/バージオペレーターであり、石油製品、個品雑貨、コンテナ貨物の海上輸送、陸上トラック貨物輸送、曳船事業ロジスティクス、サルベージ事業等幅広い事業を行っている。CMCは各種船舶400隻以上を有し、世界各地に100以上のオフィスを持っている。

創立は1892年で現在でも創立者クローリー一族が85%の株式を保有している。従業員は世界全体で約5,000人、1999年の売上げは11億ドルであった。CMCは事業をCrowley American Transport、Crowley Marine Services、Vessel Management Services、及びCrowley Petroleum Transportの4社に分けて運営している。

クローリー・アメリカン・トラスポートは米国籍船を運航するライナー会社としてはシーランド、APLに次ぐ第3番目の会社であった。主船隊は付録4に示す約50隻であるが航路は米国本土とアラスカ、ハワイ、カリブ諸国、南米諸国等である。特に南米航路に強いことで知られている会社で8隻の船を南米航路に投入している。

1999年11月、CMCはクローリー・アメリカン・トランスポートの南米部門をHamgurg Sudに売却し、クローリー・アメリカン・トランスポートとクローリー・ライナー・サービシズに社名変更し、リストラを進めている。

 

 

 

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