出典:国際エネルギー機関(IEA)
しかしながら、アジアの経済危機、世界的な生産過剰等により1997年秋以降、石油のスポット価格が急落し、1997年半ばには1バレル当たり20〜22ドル程度だったのが、1999年初めには11〜13ドル程度とおよそ半分の値段となった。拡張路線をとっていたオフショア業界は不意討ちをくらった形となり、ハルター・マリンのように財政的に大きな問題を生じた企業もある(2-4(3)を参照のこと)。
その後、産油国が生産調整を行ったことから、石油のスポット価格は1バレル当たり20ドル台に急反発し、オフショア市場は回復に向かう兆しを見せている。