4. 舶用機器のアフターサービス並びに船舶管理会社と舶用機器供給者との情報交換に係るインタビュー結果
4.1 舶用機器供給者のアフターサービスの現状
1) 舶用機器に関する最新情報の入手方法
機器メーカーのニュースレターや主要なメーカーとのTechnical Directorレベルの会議等において入手している。
2) 情報交換の現状
機器メーカーのニュースレターや主要なメーカーとのTechnical Directorレベルの会議等において情報交換している。
3) 舶用機器の保守整備
入渠時等に保守整備を外注する場合は、製造メーカーの代理店に依頼する。主要な機器の製造メーカーの代理店は北半球であれば入渠するような場所にはどこにでもあり問題はない。また、主要なメーカー(Wartsila NSD、MAN B&W等)とは保守整備の契約を締結している。
4) 機器部品の調達、在庫の管理
a) 部品交換の時期
基本的には、機器供給者の推奨の時期にH社の経験を考慮して決める。
b) 部品調達先
まずはOriginal Equipment Manufacturer(OEM)、ここで99%調達している。OEMで調達できない場合は、認定代理店(authorized agent)から調達する。
5) 舶用機器に関する電子マニュアル・文書
a) CD-ROM形式等電子媒体の文書を受け取ったことはあるか。
いくつかのCD-ROM形式の文書を受け取っている。また、機器の部品調達に関してはCD-ROM形式のIMPA (International Marine Purchasing Association)のMarine Stores Guideを使用している。
6) 保守整備に関する履歴情報
a) どのような履歴情報を管理しているか。
船上では圧力、温度等の情報を保管・管理し、このうち必要な情報を一月毎に陸上に送っている。陸上ではエンジン効率等を分析し、b)の履歴情報管理ソフトに入力している。