2) 情報交換の現状
情報交換は、部品購入時及び不具合発生時に実施。IMarE (Institute of Marine Equipment;英国の舶用機関学会)による講義や情報提供もある。
3) 舶用機器の保守整備
a) 工事発注会社
原則としてA社は保守整備を船員により実施する。しかしながら、ドック時に職員で対応できない場合は外部の専門家に発注する。A社はMacGregorとハッチカバーに関する一般契約を結んでいる。ただし、船舶がM社の近くにないときはM社を使えない。
b) 保守整備工事を外注する場合の工事発注会社の選定基準
−
c) 舶用機器供給者との保守整備契約
MacGregorとハッチカバーに関する契約を結んでいる。
4) 機器部品の調達、在庫の管理
a) 部品交換の時期
当初は供給者の推奨期間によるが、経験と製造者との議論に基づき変更する。
b) 部品調達先
通常元々の機器製造者かライセンシーから購入する(購入を固定化することにより購買のコスト削減を図っている)。時たま船主の要求に基づき、船主との議論の後違う会社から購入することもある。購入時は常に3つの見積もりを取ったうえで調達先を決定する。A社は、部品調達コストを削減するため、1999年6月にTeekay Shipping(船舶管理会社)と部品調達のためのジョイントベンチャー企業Marine Contracting Associationを設立した。この企業は250隻(総計約1000万dwt)の船舶の部品調達を手がけている。A社がMCAを通して部品を購入するかどうかはケースバイケース。A社は常に調達先の評価(新規調達先の発掘を含む)を実施している。将来的には電子取引も検討したいとしている。
5) 舶用機器に関する電子マニュアル・文書
a) CD-ROM形式等電子媒体の文書を受け取ったことはあるか。
機器供給者と船級協会からCD-ROMの電子マニュアルやEメールの提供を受けている。A社はCD-ROMや電子マニュアルは便利であると考えている。
6) 保守整備に関する履歴情報
a) どのような履歴情報を管理しているか
履歴情報