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(b) 各フェーズにおける具体的目標

造舶Webの目標を、造船・舶用双方の各業務フェーズにおける改善課題・ねらいにブレークダウンしたものが「各フェーズにおける具体的目標」である。企画WGは、造船所の業務フェーズを、途中に受発注をはさんで、技術情報収集、引合、図面確認・承認、生産設計〜建造、受入の5段階に分け、「品質・サービス向上」「コスト削減」「スケジュール遵守」といった上位の目標を品目共通の観点から各業務フェーズでの課題・ねらいとして具体化した。同様に、舶用機器メーカの業務フェーズを、造船所の業務フェーズに対応させながらプリセールス、見積、設計、生産計画〜検査、納品・完成図書の5段階に分け、個々の業務フェーズでの標準的な具体的目標を設定した。このように設定した具体的目標が図4-1の中央に示されている。

品目別検討では、この標準的な具体的目標をテンプレートにして品目ごとの特性を加味しながら、具体的目標の追加・削除・修正を行った。

 

造船Web 設計・技術情報交換高度化《目標施策体系》

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図4-1 造舶Web目標施策体系標準形

 

(c) 業務施策

造船・舶用双方の各業務フェーズにおける具体的目標を達成するための取り組みが「業務施策」である。これらの業務施策の実現を目指して情報表現形式の開発を行う。

 

 

 

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