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図2-5 プロジェクト実施体制

 

2.4 情報表現形式と交換システムの開発

先の表2-1に示すように、造舶Webプロジェクトでは、舶用機器に関わる情報の表現形式、すなわち造舶間で交換すべきデータ項目・形式とその交換タイミングの標準化と、その交換を電子的に実現する情報システム開発が、二本の柱である。以降これらを単に「標準化」「システム開発」と呼ぶが、本プロジェクトの実施に当たってはいわゆる「標準化」のための「標準化」、「システム開発」のための「システム開発」に陥いることなく、「造船・舶用相互の仕事のしやすさ」を尺度にして事を進めるよう心がけた。

まず、情報表現形式の開発については、前述のように造船所・舶用機器メーカ間、または舶用機器メーカ間における設計・技術情報の電子的交換実現に向けて舶用機器の情報表現形式の標準化を行うものである。平成10年度の5品目、平成11年度の25品目に引き続き、最終年度である平成12年度は対象20品目について、造船所・舶用機器メーカ間の審議を通じて、以下の4点で構成される標準化最終案を作成した。

(1) 目標施策体系

(2) テーマ定義表

(3) 企業間新業務フロー

(4) 標準化データ項目

なお標準化最終案作成までの検討経過やその結果の詳細については、本プロジェクトの平成10年度と平成11年度の報告書および、本報告書の第4章とその別冊「舶用機器20品目標準化最終案」を参照されたい。

 

 

 

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