(1) 多様なプレーヤ、多様なルート
図2-3〜図2-5を見ても明らかなように、舶用機器アフターサービスの実施には、船社・船舶管理会社、および舶用メーカの他に、多様なプレーヤ(事業者)が存在する。これらのうち、唯一つのプレーヤが抜けても、現状のアフターサービスは成り立たない構図になっている。
多様なプレーヤ
船社、船舶管理会社、舶用メーカの他に
○船社側プレーヤとして、
部品業者(部品商社)、(沖)修理業者
○メーカ側プレーヤとして、
部品販売代理店・工事代理店(系列サービスネットワーク)、修理業者
また、そのプレーヤ間の情報のルート、指示のルート、受発注(伝票)のルートは、一様ではなく、計画保全に伴う通常時(図2-3参照)と、障害発生の緊急時(図2-4参照)とでは、プレーヤの数も、各種のルートも異なるものになっている。
多様なルート
○情報のルート
→(例)障害内容の直接連絡、価格・納期の直接交渉
○指示のルート
→(例)価格、納期が決まった後の代理店への指示
○受発注(伝票)のルート
→(例)代理店制度の優先