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(イ) 強度計算等:構造及び強度が規則に定められた基準に合致しているかどうかチェックする。(中型プラスチック容器は必要なし)

(ロ) 頂部吊り上げ:床面から吊り上げて5分間保持する。

(ハ) 底部持ち上げ:底部の持ち上げ個所にホークリフトのつめを入れて持ち上げる。

(ニ) 裂け伝播:45度の角度で側面材をナイフで100mmの傷を付け荷重を均一にかけた後5分間保持し、負荷荷重を取り除いた後、床面から離れるまで吊り上げ5分間保持する。

(ホ) 引き落とし:堅固で弾力がなく、平滑な水平面に引き落とす。

(へ) 引き起こし:吊金具4個のうち2個の吊金具により毎秒1メートルの速度で床面から離れ、垂直になるまで引き上げる。

(ト) 積重ね:平滑な場所に容器を積重ね荷重を均等にかける。

(チ) 気密:空気を用いて20kPaの圧力を10分間かける。

(リ) 水密:一定以上の水圧を10分間かける。

(ヌ) 落下:最も損傷を受ける部分に一定の高さから堅く、弾力性がなく平滑な水平面に落下させる。

(容器等級毎の試験高さは、小型容器と同様)

 

(3) 大型金属容器(通称:タンクコンテナ)

適合要件は次に掲げるとおりである。

(イ) 器械荷役及び固定の用に供する十分な強度を持った装具を有すること。

(ロ) 通常の取扱い及び運送において、漏えいなく静的及び動的応力に堪えうること。

(ハ) 十分な排出能力を有する有効な圧力安全装置を有すること(区画室を有する容器にあっては、各区画室ごとに圧力安全装置を有すること)。

(ニ) 底部開口(容器内の液面化においる容器本体の貫通開口をいう。以下同じ。)を有する容器にあっては、当該開口の閉鎖装置は、有効なものであること。

(ホ) 加熱装置を有する容器にあっては、当該装置は、当該容器に対して安全なものであること。

(へ) 取り付け物は、損害するおそれのないようにとりつけられており、かつ、その用途が明確に表示されているものであること。

(ト) 第4号様式(タンクのタイプ、使用最大許容圧力等を表示)の表示が容易に消えない方法で付されていること。

 

 

 

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