トランスファークレーンは
・ゴムタイヤで走行(ラバータイヤ式)
・レール上を鉄製車輪で走行(レールマウント式)
する2種類の方式があるが、作業レーンを自由に変更できるタイヤ走行式が圧倒的に多く採用されている。
コンテナを多段に積み重ねるので最も保管能力が高い。
3.2.4 荷役施設及び各資器材
(1) コンテナクレーン
(イ) コンテナクレーンの現況
コンテナターミナルでコンテナ船のコンテナ貨物等を直接揚げ積みするコンテナクレーンは通常ガントリークレーンと呼ばれている。
最近のコンテナクレーンにあっては、対象船舶の大型化により、初期にはレールスパンが16mであったものが、現在では30mが標準となり、トロリーの横行距離が100mに達するものまで現れ、巻き上げ、横行速度も高速化している。
さらに、操作上の安全性及びオペレータの作業能率性の一層の向上のために下記の装置を装備するものも現れている。
a) コンテナの荷振れ防止・緩衝装置
b) カテナリーサポートの設置
c) セカンドトロリー方式
d) スプレッダ - 傾斜調整装置(トリム、ヒール調整等)
e) 船舶や隣接クレーンとの衝突防止装置
コンテナクレーンの全体図を図3.6に示す。