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図2−金沢八景曼陀羅

 

5. 研究の目標

市街化の中に埋もれた金沢八景の景観・環境資源を共有化し、課題を検討する。この作業を通じて、従来の地形や景観の急激な改変を伴う大規模都市開発から、住民が主体となり地域の文化や風土を活かして都市を耕し興すまちづくり(アーバン・カルティベーション)によって、職・遊・学・住が一体化した地域文化生活圏としての「金沢八景」を新生することを本研究の最終目標とする。

 

6. 研究プログラム

ふるさとの「山野河海」を活かした地域総合学習プログラムの開発

 

金沢八景地区内の小学生を対象にして、ふるさとの「山野河海」である身近な環境資源を総合的かつ体験的に理解し、その保全活用方法を考えるための学習プログラムを、「復活・金沢八景大作戦」と銘打って、社会実験的に実施展開している。

実施体制は、横浜市立大学や関東学院などの大学研究機関と地元住民、地区内の4つの小学校、神奈川県・横浜市などの行政、「横浜金沢地域総合研究集団」などのNPO、そして鹿島水産研究所などの企業の性格の相異なる主体相互のパートナーシップによってプログラムを企画実施している。

(図3−チーム「金沢八景 2000」参照)

 

 

 

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