「やはり泣き寝入りしかないのだろうか」という思いと、「ひどくプライドも何も傷つけられた」という気持ちが錯そうする中で、Yさんは職場の中で起きた問題を解決するために、だれを頼っていいのか分からなくなっています。そろそろ忘年会のシーズンで部内の忘年会の案内が届きました。でもあんな思いを二度とするのはいやだという思いの中、「欠席」の旨を幹事に伝えました。でもどうして自分が忘年会に欠席するのか、本当の理由はだれも分かってくれないだろうと、今のYさんは考えています。
ステップ3] ケーススタディー・その2
次に、窓口に持ち込まれた相談をどのように解決に導いていくか、具体的なケースをもとに、ディスカッションします。
ディスカッション終了後、グループごとに発表します。
発表の内容について、インストラクターよりコメントします。
(ケースの参考例)
ケース1:上司のチークダンスを拒否して、職場にいづらくなって困っている
相談者:A子さん(26才)
相談内容:職場の宴会の席で、上司である部長からチークを踊ろうとしつこくされました。部長は宴会の席で女性に対して何をやっても許されると思っているんです。余りにもしつこいので、もうどうなってもいいと思って、部長の足を思いっきり踏んづけてしまったんです。でも、それを根に持たれて、「あの子は仕事ができない」と言われ、職場に居づらい雰囲気になってしまいました。
周囲の男性たちは、「英雄、色を好むっていうから、仕方ないよね」と言っています。朝、出勤するのが辛くて、できることなら休みたいと思う日が続いているんです。