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表11の上の方は、クラークというイギリスの精神医学者がいったことですが、病的な精神症状のないことというのは当然といえば当然ですが、以下きちんと働いていることが一つの条件であること。これは考えようによっては、精神遅滞の人は十分な労働能力がないから、不健康だというふうにいってしまう差別ということで問題になるかなとも思います。

3:は葛藤という言葉を心理学的に説明しなくても、嫌なこと、辛いことを何とか自分の気持ちの中で処理できるということになり、前途のピーターパン症候群などは、この点の問題でもあるでしょうし、ストレスに強い弱いということも、結局このことになるわけです。

4:は私なりに考えれば、視野を広く持てる、自分のことだけ考えるのではないということかと思います。

つまり心が健康ということは、単に心の病気をもっていないということではないということになります。

下の慈恵医大の故高良教授の表を見ると、それがよりはっきりすると思います。詳しい説明は不要と思いますので省略しますが、ここには精神的な病的症状のことは何も出てきません。

 

(表11)

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(慈恵医大 故 高良名誉教授による)

 

 

 

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