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サ 日曜(休日)神経症

休日神経症とも関係がありますが、休みの日でも仕事のことが頭から離れないというのは、それだけで神経症的と考えて何らかの対策を考えなさいということになります。前に述べたことの繰り返しになりますが日曜日は安息日という言葉がありますが、私なりに勝手に解釈すると、日曜日は働いてはいけない日なのです。平日一生懸命働いていれば、休日は翌週のためのエネルギーを貯える日というには、至極当然のことです。もちろん、職種によって日曜日以外が休日ということはあるでしょうが。これは一つには生活のリズムという点から考えても休みが必要だということでもありますし、労働災害の認定の場合の超過勤務の状況を配慮する上で、深夜勤務とか休日出勤は高いポイントになります。休日を個人個人がどう過ごすかというストレス対策については、ここではふれませんが、職場としては、休日は休日できちんと取れる体制を、更には、年次休暇を十分に活用できるような体制を作っていくべきでしょう。最近の労働者の年次休暇取得率の資料が手元にありませんが、このごろでは、夏などはできれば少し長期に休みが取れるように職場職場が考えているようですが、極めて大事なことと思います。個人の考え方も変えていかなければならないでしょうが、長期休暇がストレス(前出)ということのないような職場や社会を作って行きたいものだと思います。

 

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