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5) 海岸別、採取点別の湿重量

図4.19に海岸別、採取点別の潮間帯底生生物の湿重量を示した。なお、湿重量は対数目盛で表示してある。

なお、熱海サンビーチ1においてキンセンガニの大型個体が出現しているが、本調査の採取方法(グラブ式採泥器による3回採取)では、偶発的に採取されたものと見た方が妥当であると考え、以下の作図には反映していない。

出現湿重量は23地点で0.01g/m2未満となっており、生物量は潮下帯より深い、いわゆる海域部の底生生物量に較べると低い値である。

この中で比較的多い生物量を示した海岸は、先の出現個体数と同様に材木座海岸、由比ヶ浜海岸、江ノ島東浜海岸である。個体数と同様にこの結果には、フジノハナガイの出現が大きく寄与している。

 

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図4.20 海岸別、地盤高別の潮間帯底生生物の出現湿重量

 

 

 

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