【藻類の浄化能:現地観測、室内実験による研究例】 矢持・佐野(1993)1は、比較的閉鎖的な砂浜に多く発生するアナアオサによる無機態窒素の吸収量を実験的手法により測定している。 その結果、光量を変化させた場合の単位湿重量当たりの窒素の最大取り込み速度は、1.5〜2.4μg-at/g/h、温度を変化させた場合では2.7〜5.3μg-at/g/hと報告されている。
【藻類の浄化能:現地観測、室内実験による研究例】
矢持・佐野(1993)1は、比較的閉鎖的な砂浜に多く発生するアナアオサによる無機態窒素の吸収量を実験的手法により測定している。
その結果、光量を変化させた場合の単位湿重量当たりの窒素の最大取り込み速度は、1.5〜2.4μg-at/g/h、温度を変化させた場合では2.7〜5.3μg-at/g/hと報告されている。
表3.12 光量変換実験における窒素の最大取り込み速度
表3.13 温度変換実験における窒素の最大取り込み速度
1 矢持進・佐野雅基(1993):第4章 渚の海水浄化能 第1節 アナアオサによる無機能窒素の吸収。渚の環境構造とその役割に関する調査研究報告書、大阪府水産試験場・近畿大学、103-107
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