日本財団 図書館


また、有山ら(1993)1は同じ試料を用いて、砂浜に出現した主要種について出現状況の季節変化を整理している。その結果、上層における主要種はヒメスナホリムシ、中層ではニホンスナモグリであり、両種とも9〜12月に多く出現したことを報告している。

 

020-1.gif

図3.2 ヒメスナホリムシ(上)とニホンスナモグリ(下)の湿重量・個体数の季節変化

折れ線グラフ:湿重量、棒グラフ(個体数)

 

表3.2 砂浜で1g/0.25m2以上採取された種

020-2.gif

 

1 有山ら(1993):第3節 優占生物の出現特性 1.主要生物の垂直分布と季節変化。「渚の環境構造とその役割に関する調査研究報告書」、pp.66-71、大阪府水産試験所・近畿大学

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION