69. わからない学校の教育方針
西安翻訳学院 816 嶋津訓一
1. 学校の教育方針がわかりません
新学期直前、全教科の集会があり、学長が3時間近い演説を行ったあと、各主任クラス教員が発言をしましたが、私たち外国籍教員には全くわかりませんでした。かなりきびしい教育管理が行われているようで全寮制ですが、われわれとしては教員と学生の様子を見ながら手探りする以外にありません。
2. 行事などの連絡が事前にありません
8月31日にはじめて学院を訪れたとき、「ここが先生のクラスです。さあ授業をして下さい」と言われ驚きました。国慶節、期末考査、国家考試、春節などの休日がいつから始まり、いつまで続くのか、各キャンパス(3ヶ所)により異なり、担当者も即答できず、あとで確かめてから返答するという具合です。すべてが突然やってきます。クラス替えも突然行われます。
3. カリキュラムについての話がありません。日本語の先生との接触がありません。
多勢のはずの日本語中国人教師のうち、顔見知りになったのは2人のみ。「標準日本語初級上下」を1年間で終了するということで、自分でそれに見合うカリキュラムを立てて進めたところ、11月にクラス替えがあり、進度がおくれている(バラバラな進度でもある)クラスから混成された新クラスを受け持つことになり、苦労しました。
4. 学生たちは大概よく学習します。授業の説明はすべて英語を使ってやっています。
最初の2ヶ月間のクラスはどこも非常によくやりました。最初100人のクラスを午前中4時間(後に改善してもらいました)教えましたが、生徒たちにも助けられてやることができたと感じています。後半の混成クラスからは、上・中・下とほぼ3段階の生徒たちが混合しており、中には全くやる気のない生徒もでてきました。上述の進度の違いも原因の1つと思われます。
5. 教育機器は使えません。
教科書、チョーク、黒板のみの授業です。自分用の授業でも使う模造紙も1回ずつお願いしてもらっています。
70. 献身愛
上海科技管理幹部学院 569 片岡栄子
その瞬間、体が宙に浮いたかと思ったとき、激痛に襲われ、大永魂が私を押しつぶしてしまった。「足の指動かして見て!」にやっと反応することができた。ここは泰国・歴代国王の墓のある大理石の大広間。滑らないように慎重に行動していたはずなのに一瞬のすきからみなに迷惑をかけてしまったことになりました。
今日は一月十五日「成人式だなあ」といつになく日本のことを考えていた日であった。学院は創立20周年を迎え、外語系の計画による学習者の数が増し、いつになく好景気の年でもあった。片岡老師も是非参加して欲しいということから快諾し、中国老師と一緒に十日間の旅に出たのです。それが…。中国老師の必死の対応と祈りと看護に支えられ、24時間後に奇跡的に私は立ち上がれました。