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59. 復活に躍起の名門大学

山西大学 813 松田幸太郎

 

山西大学1902年創立の格式ある大学ですが、地方にあるため年々格が落ち、名門復活に躍起になっています。

日本語科は隔年募集で、4年20名、2年21名います。4年に「日本文学史」「古典文法」、2年に「視聴説」「会話」計10時間教えています。他に外事処職員と家族に4時間教えています。学生は日本語をマスターしようと懸命です。4年生は日本文化・歴史に明るく、日本語の能力もかなりあります。

ほとんどの学生は寮生活を義務づけられ、ベッド、机、暖房だけの部屋に6〜7名収容され、入浴は寮外の有料浴場に行かなくてはならず、テレビも外でしか見られなく、「卒業までは」と堪え忍んで頑張っています。大学には視聴覚教材が一応そろっています。教室の暗さが気になります。蛍光灯が2灯だけの教室もあります。

外事処は大変親切で、何かあるとすぐ対応してくれます。節目の夕食会、政府主催のパーティーなどは足を確保して同行してくれます。長期休業には旅行を計画し、安価で案内してくれます。北戴河や北京の歓迎会でおなじみの胡弓の名手、馬靖宇氏の存在が大きいです。あと7ヵ月、職務を全うします。

 

60. 3分の1が日本留学を希望

大連外国語学院 672 林武

 

1] 培訓部、高級班(24人)基礎1クラス、会話1クラス、各6時間、高々級(24人)会話1クラス4時間 計16時間、12時間以上についでは別途支給あり。

2] 全員が日語能力試験受験。3分の1が日本への留学希望あり。

3] 使用教材は、「大学日語会話」「高級日本語会話」「日語強化教程」

4] 宿舎でNHKの国際放送が見られるので、ニュースの中から日本の様々なできごとを授業の頭で話をしている。

○市主催「キャノン杯弁論大会」出場者の指導。前年度2人指導し1位と2位に入賞。かなりの精力を必要とする。

○区教委主催スピーチコンテストの司会者の指導。

○大学院生の修士論文の指導。去年は「松本清張」。今年は「少年非行から見た日本」。生活指導主任を10年ほどやったことが今になって役立った。

〇中国人の先生方の原稿の校正

○使用教材の中国人先生向けの模範解答づくり(冬休みの宿題)

○ビデオ教材のテープおこし(冬休みの宿題)

○中国人の先生方からの電話での質問

etc

 

 

 

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