42. レベルの高い学生達
浙江大学 789 藤井裕
1. 辞書数〜殆どの学生が自分で購入して持っています。日中センターからの明解国語辞典は殆どそのままの状態で専家楼にあります。(現在4冊貸し出し中です)
2. 学生の学力〜かなり高いレベルの学生達です。授業時の2年生の听力には、まだ覚束ない所があるが3、4年生にはなると日常の会話には問題ない。
3. 私の担当時間〜2年生会話(90分)、3年生作文(90分)、4年生精読(180分、高校生の現代文)、電視(90分)、古典文法(90分)、日語教師との勉強会(90分、源氏物語)となっております。
4. 授業上用意しておいた方かよい物〜テープレコーダー、カセットテープ、類語辞典、口語文法、文語文法量、古語辞典、国語辞典、ビデオテープ(現代物がよい)
5. その他授業時での体験から
1] 類似語や助詞、助動詞に対する質問が多いので、例を豊富にあげ分かりやすく説明できると、とても喜ばれます。
2] 精読の教材が古いので、天声人語の縮刷や高校の現代文の教科書を揃えておくと楽かと思います。本で持って来るのは大変なので、コピーしておくか、予め教材をコンピューターに入力しておいた方がよいと思います。(中国は紙が日本の学校ほど豊富ではないので日本で用意して来るに越したことはない)
3] 中国語をある程度マスターしておいた方が言葉の説明時にとても楽です。特に日本語だけでの説明には限度もありますので、その時に中国語の一部で説明できれば完壁です。
4] 学生はとても勤勉で先生思い、純真です。気持ちよく授業できますのでご安心下さい。
5] ノート型パソコンはあった方が絶対に楽です。メールもインターネットも出来るに越したことはありません。教材の作成は勿論、視野も広がって退屈しません。
43. 日本語選択生が激減
長春外国語学校 735 鈴木和子
中等教育の中では歴史のある外国語学校の一つ。中高一貫の教育重点校であり、師範学校と小規模な国際学校も併設。
高倍率の入試を経た正規クラスと、いわゆるお金で入った自費クラスに分かれている。中学入学時に英語、日本語、ロシア語の中から外国語として一つ選択し高校卒業まで続く。数年来日本語選択生が激減してきてクラスも中一、中二は1クラスになってきた(20名〜30名)。
昨年は高校だったので当然引き続くものと思っていたら今年は初級の中学生をと主任に云われ戸惑う。何事も主任の一存で予告もなく突然言われ理由もない。本校は当センター派遣の先生は概ね一年が多く、今まで二年目に持ち上がりはないとか。私としては二年継続の教育効果をと考えていたのだが後の祭り、せっかく出来た生徒との絆をどう考えているのか疑問のあるところ。現在、中学1年〜3年、高1年の4クラス、90名を担当している。高1のみ中級クラス(これは10月から増えた)。各学年共3時間担当で、教科書は中学1、2年「標準日本語」上、練習テキストとして東京外大の「初級日本語」、中学3年は「標準日本語」下、高1「中級から学ぶ日本語」を使用、日本語能力試験は中学3年生に3級受験から始め、高3の卒業までに1級合格を目差している。