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また31日の講話は教師も含め参加者全員を対象として行われた。講師は香港中華大学Lap-Chee Tsui教授で、"Getting to know our Genes"と題して、分子生物学、遺伝子工学の基礎から最新トピックまでがわかりやすく紹介された。

 

シンガポールサイエンスセンター訪問(7月29日(土)及び31日(月))

シンガポールサイエンスセンターは600点をこえる展示物を所有する科学館で、この春、リニューアルされたばかりである。参加者は、2つのグループに別れて同館を訪問、実験ショーやハンズ・オン展示を楽しんだ。

 

歴史散策(7月29日(土)及び31日(月) 於 国内の歴史的・文化的なスポット)

シンガポールサイエンスセンター訪問と並行して実施。英国植民地時代の即席を辿るコース、チャイナタウンを訪れるコース等、6つのコースが設定された。どのコースに参加するかはグループ毎に指定された。

 

ホームステイ(7月29日(土)〜30日(日))

生徒の希望者に対して用意されたプログラム。日本の生徒は15名が参加し、29日の夕食後に、組織委員会によって厳選されたそれぞれのホストファミリーと顔合わせをし、各家庭に向かった。

 

大学訪問(8月1日(火) 於 シンガポール大学、ナンヤン理工大学)

シンガポール大学の理学部、およびナンヤン工科大学が誇る研究施設や分析機器設備を、グループにわかれて見学した。

 

青少年科学サミット(8月1日(火) 於 NTUC Lifestyle Would-Downtown East)

2日(水) 於 テマセック工業高等専門学校)

前出のスケジュール表には8月1日の夜が「サミット準備」となっているが、これは最終的な提出レポートの作成のための時間である。実際にはそれまで連夜、生徒たちは、一日の公的スケジュールが終了後に宿舎でグループ会合を開き、討論した。公的なスケジュールが終わるのが夜9〜10時なので、討論はそれから。グループ会議が終わって部屋に戻るのはほとんど深夜をまわっていた。

今回のサミットは、6つのセッションテーマにより構成されており、どのセッションに参加するか、事前にアンケートがとられた。各グループには、セッション課題について考えられる“問題点”とその解決案として2つの“方策-Recommendation”をレポートにまとめ、1日の深夜12時までに事務局に提出すること、またマイクロソフト Powerpointによるプレゼンテーションのソフトコピーを、翌朝7時までに各セッションの議長に提出することが義務づけられた。

2日(水)のサミット本番では、各グループに10分間の発表時間が割り当てられた。発表するグループメンバーは前に並び、代表者がスピーチした。全グループの発表が終わると、生徒たち自身による投票で、2つの優れたRecommendationと1名のベストスピーカーが選出された。

セッションテーマと、各セッションに参加した日本代表団生徒氏名は次の通り。

〔テーマ1〕地球温暖化とオゾン層破壊

大間知香、柴田清夏、清水絵理子、杉本聡美、鈴木寛子、道順麻貴子、中村貴子、野口理恵、藤原義人、山田理紗

〔テーマ2〕病気(日本人学生の参加はなし)

〔テーマ3〕グローバリゼーション

梅澤陽明、柴本健太郎

 

 

 

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