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開会式(7月27日(木) 於:シンガポールExpo)

シンガポール国内の生徒らによる吹奏楽演奏やダンスなどのパフォーマンスをはさみながら進行。

Teo Chee Hean文部大臣が、開会挨拶後、各国代表団に記念品を手渡した。

 

科学プロジェクト展示発表(7月27日(木) 於:シンガポールExpo)

一般公開に先立ち、文部大臣がすべてのブースを丹念に見て回られた。日本ブースでは、山田団長が日本代表団からの記念品を手渡し、記念撮影も行われた。

日本の生徒たちは、直前の勉強会や各自の準備の成果をいかして自身の研究を説明した。積極的に声をかける姿も随所で見られた。イラストの多用、実物の展示やそれを使った実演、感想を書きこんでもらうノートなど、アイキャッチや展示に工夫が凝らされているのは、他国の生徒と比べればどうしても劣ってしまう英語力を補うため。そのアイデアが効を奏してか、日本ブースには昼食時でさえも多くの人が訪れていた。2名の先生方も、実演をまじえながらそれぞれの専門分野を生かして発表した。なお、生徒らが直接ブースに立ってプレゼンテーションしたのは27日のみであったが、展示は30日(日)まで続けられ、シンガポール国内の中・高校生らが学校ぐるみで見学に訪れた。

 

文化交流(7月27日(木)及び28日(金) 於:テマセック工業高等専門学校)

2日間にわたり、各国が民族色をいかした歌や踊りを披露。このプログラムのために芸術学校学生を派遣した国や、何日もかけて練習してきたと思われる国もあった。米国、オーストラリアなどは、教師らも生徒と一緒になって歌い踊り、好評を博していた。

日本の登場は2日目。男子は柔道着やはっぴ、女子は浴衣姿でステージにあがった。各自が手作りした竹笛での合奏した後、柔道の「型」の披露や日本の遊びの紹介をはさみながら、盆踊りとお囃子。最後に、浴衣で“モーニング娘。”を歌い踊る つまり、“静”から“動”、“よくイメージされる古風な日本”から“イマの私たち”を意識した構成であった。「LOVEマシーン」の曲が終わる頃、帽子にサングラス、半ズボンといういでたちの団長が、扇子片手に踊りながらステージ中央に“乱入”して挨拶を述べるという演出で締めくくり、会場から大喝采をあびた。

 

科学調査(7月28日(金) 於:マリナ湾、パジリス公園 他国内13ヶ所)

シンガポールの自然や環境をより良く知ってもらおうと計画された生徒向けプログラム。生徒たちは、グループ毎に調査すべきテーマを与えられ、国内の自然公園や海岸、市街地など15ヶ所にわかれてフィールドワークをした。最後に、各グループの調査測定結果を発表し合った。

 

科学技術講話(7月29日(土)及び31日(月) 於:テマセック工業高等専門学校)

29日は、生徒のみを対象(教員らには別プログラムが用意された)とし、2つの大講義室を使って4名の講師が講演。生徒らは、聞きたいほうの講演を選択することができた。

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