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表14-1 排尿筋不随収縮に起因する尿失禁

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*膀胱訓練法では薬物療法を併用

 

表14-2 排尿筋不随収縮による尿失禁症例での膀胱訓練法の長期経週観察

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2] 尿を溜めている期間中の膀胱の異常収縮による尿もれ(不安定膀胱)の治療

膀胱に尿を溜めている期間中に収縮が起こり尿がもれることが疑われる患者さんには、以下に述べる膀胱訓練法が一般に用いられています。

表13に示したような表を患者さんに渡し、3〜4日間記入してもらいます。通常、膀胱が異常収縮する型の尿もれのある患者さんでは、排尿間隔は1時間であったり、3時間であったりさまざまです。この表をもとにして、尿もれを起こさない程度の個々の患者さんに適した排尿時間を決め、尿もれがなくなるまで定時排尿をっづけさせます。たとえ少し尿がもれても我慢させ、一定時間の排尿間隔を守らせます。

 

 

 

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