・目覚めているときも睡眠中もしばしば乳児の様子をみる。姿勢・呼吸・顔色・寝具の状態に危険がないかを確認する。
窒息・誤飲時の対策
異物が喉に詰まって苦しそうにしているときは、上半身を低くして背中を強く叩いて吐き出させます。指を突っ込んで吐かそうとするとかえって中に入ってしまって呼吸困難を起こすから、容易に取れる場合のほかは無理をしないようにします。
豆類などは喉頭から気管に入ってしまうと咳き込むが、間もなく治まってしまうことがあります。
この場合も、豆を吸引したということがはっきりしているならば、症状が治まっても、そのことを話して医師の診察を受けるようにします。いつまでも気管の中に豆類が入っていると、気管支の閉塞や肺炎などを起こすことがあります。
薬やその他、有害な液体を飲み込んだときは、そのままの状態で直ちに喉に指を突っ込んで吐かせますが、吐きにくいときは、牛乳やお茶、水などを飲ませて、同じようにして吐かせます。ただし、ナフタリンの場合は脂肪に溶けて吸収しやすくなるので、牛乳は避けます。
強アルカリ、強酸性の場合は特に吐かせないで、そのままの状態で胃洗浄が必要になります。
水銀体温計をかじって飲んでしまったときの口の中の傷は、ガラス片を取り去るだけで、多くの場合に自然治癒するようです。
体温計の中の水銀は金属水銀なので、そのままの状態で便中に排泄されるから心配なく、1日から2日ほど便に注意していると、水銀粒の排泄があります。