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4] 保育メッセージ

日々の子どもの生活を知らせる連絡帳に加えて、子どもの遊びや人間関係をデジタルカメラで撮影し、それを毎日、A3サイズに引き伸ばして保育士のコメントを挿入し掲示しています。保育の日々の生活や遊びの様子を継続して知らせることは、経験の浅い保育士にとっては、簡単なように思えるコメント挿入もかなり難しいようですが、このことは、保育の専門性をアピールする絶好な場面でもあるのです。

親は、乳児保育の日中の遊びや保育士との係わりは、文字で書く連絡帳で知り得ても限られた想像の域をで出ることはありません。画像を直ちに目で見て確認できることは、家庭だけでなく保育所にとっても日々の保育のあり方や配慮を顧みる機会となり、双方ともによい影響を与えることは間違いないようです。

 

5] 地域の児童にも広げた乳児健康相談のサービス(健康管理)

毎月第3木曜日に小児科嘱託医師のご好意で健康診断を行っていますが、最近では、一時保育利用者の親たちの育児相談と保育所を利用していない地域の児童にまで対象を広げてきました。電話による育児相談も合わせて行っていますが、小児科医の面接による助言指導はとても好評です。保育所における若い職員も、相談内容や助言内容を親と一緒に聞くことによって成長します。これらのサービスは午後の時間帯を利用していますが、医師の熱心なボランティア(好意)によって成り立っていることは言うまでもありません。

 

 

 

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