少子化に伴って、親の育児思想も低下して、私ども保育所には「育児支援」という新たな技術とサービスが必要になってきたようです。
乳児保育の実際
1] 入園時面接のポイント
・新入児面接記録表の項目の順に聞き取り、記入をします。
保護者の養育態度、保育所への要望などを確認します。
・妊娠、出産検診等母子手帳を見せてもらいながら、子どもの健康、発達状態を確認します。母子手帳はプライバシーに関わることなので『よろしかったら拝見させていただけますか』と尋ねます。母子手帳には病気のことなど詳細に書かれていないことが多く、また、保護者からの申し出も少ないので、気になることがあったらこちらから『これは何ですか』と尋ねます。
<母子手帳を見ながら認識すること>
1] 妊娠、出産の状況
・帝王切開であっても記入されていない場合があるため、『自然分娩でしたか』と確認します。帝王切開の場合はその理由を聞きます。
・アプガー指数(出産時の新生児状況のこと。数値の低いとき)が記入されている場合は、発達の確認をします。
2] 出産時の体重
・例えば2,500g以下の場合は『保育器には何日入りましたか、その後気になることはありませんでしたか』と確認します。
3] 検診結果について(3か月、6か月、1歳の検診の結果)