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味付けは、食品の持ち味を生かして、薄味にしています(離乳食中期から味付けしています)。また、天然のダシをとり、うまみを感じるよう食育に努力しています。

0歳児室と、「離乳食日誌」を毎日交換して、食事状況や状態、食事の量がどうだったかなど知る上に、また意見交換の手段としています。

・アレルギー除去食

1〜2品の完全除去しなければいけない乳児は、入所児の10%前後になります。除去食は、卵、油、小麦、たまに米などです。乳児の場合、母乳育児では、母親の食事が除去の対象になって出てきます。乳製品、とくに牛乳を原材料とした粉乳に反応する場合、おもな栄養源ですので、家庭と同じものをあげなければなりません。専門医(小児科)で検査していただいたもののみ、保育所で対応します。また除去食の代替食品をよく選ぶことが大切になります。できるだけ、色、形などを似せて、栄養が片寄らない工夫をしています。

・健康管理

日々の健康状態のチェックは家庭との連絡帳の記入、触診、視診、検温など見落としなくしています。とくに休日明けの様子によっては、無理なデイリーは避けてくつろいで過ごします。

・心身の発達の評価の方法

発達基準も大切ですが、一人ひとり発達は個人差がありますので、今日、明日と変化する様子をよくとらえ、変化を知ることが大切だと考えます。視線が合わない、要求(依存、ひとみしり、快、不快など)がはっきりしないなど心配なことは、職員間で話し合います。

 

 

 

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