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毎日の洗濯は必ずしてもらい、清潔な服装で過ごすようにしています。

 

保健と安全

最近、保育園に入園してくる子どもによく見られることですが、つかまり立ちをして、コーヒーを入れたばかりのカップに触ってこぼしてしまって、足に火傷をさせたとか、炊飯器の蒸気のでる穴に手を当てて、火傷したとか、また、田舎のおじいさんの家で石油ストーブに手をついて火傷した等、子育てをしている母親のちょっとした油断で、とんだ災難を受けています。きめ細かい気遣いをして欲しいと思っています。

保育園では、午睡より起きて発熱のある子どもについては、いつもと違った様子、例えば、いつも機嫌良く目覚める子が、寝起きが悪く機嫌が悪い状態になっている場合は、登園時に子どもの状況を書いてもらっている表で、熱、食事の内容、便の状態、特記事項等を見て対処します。まず、熱を計り、湯茶を飲ませて寝させます。便秘の時は、浣腸して便の性状を見ます。

熱が出たので直ちに連絡をとるのではなく、健康時の心身の状態はどうであるかを良く知った上で、皮膚は、目元は、唇は、食欲はなどの状態を見て判断するようにしています。連絡の取り方ですが、「お母さん、午睡後、身体の調子が少し悪そうなので、熱を計ってみましたら、38℃ありました。食事はよく食べています。いま寝かせておりますので、お仕事に切りををつけてお迎えをお願いします」、また、「病院へ連れていかれると思いますので、まず連絡をしました」といった方法で対応しています。また、こんな例も何度かありました。保育園から家に帰って夜になると熱が出る。医師に診てもらっても原因がはっきりしない。

 

 

 

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