日本財団 図書館


また保育日案は立てていますがデイリー表の記載事項を検討し、各リーダーが判断し、保育内容を変更することもあります。

保育日誌は日付、天候、今日の保育、欠席者名と理由、在籍者数、出席者数、欠席者数、保育日案(保育活動、準備)、保育の実際(保育内容、評価)、給食の状況、健康観察、家庭との連絡、個別指導、反省(特記事項)を毎日記載しています。デイリー表と合わせて個人の状態を記録簿に抜粋して総括、評価しています。

1年ごとに記録簿を健康記録(身体計測、健康診断、予防接種、疾病や怪我などの記録)と合わせて児童原簿にまめて記録を残しています。これらの記録を残すことに、一人ひとりの心身の発達において、少しの異常でも発見された時に原因究明の手がかりになること、進級した際や複数担任のクラスの保育者間での相互理解に役立つことと思います。

他に指導計画の中には1歳児には月案の中に個別の配慮事項を設け、その月で特に視点を当てたい子どもを挙げ、日々の保育の中で気をつけています。0歳児は全体を見る月案とは別に個別指導計画を毎月立てています。一人ずつ氏名と月齢を挙げて、前月後半の子どもの様子を振り返りながら、その月の予想される子どもの姿、それら一つ一つに対して保育者の子どもに対する関わり方や配慮を計画します。それぞれに合った接し方で保育をすすめていき、月末にそれらを総括し、評価や反省をしながら次月につなげ、子どもたち一人ひとりの成長を見つめ直し、促していく手助けになるよう努力しています。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION