日本財団 図書館


生活の中心に子どもを据え、新しい家族関係を創造して、その中で親も育っていく実感や楽しみを味わってほしいと思います。

入園当初は気になる保護者も、日に日に親としての自覚がみられ、母親はもちろんのこと、父親も育児に対し積極的な姿勢が見られるようになり、私たちも日々感激させられます。

 

栄養管理

母親として、誰もが仕事をしながらも、子どもへの食事にも充分な気配りをしたいと思う気持ちはあるものの、なかなか栄養面を考え、工夫された食事を提供できないのが現状です。特に、朝食は簡単なものでおわらせる家庭がほとんどです。

そこで、当園では、できるだけ子どもに十分な栄養が行き届くよう、一日の必要とする栄養量の2分の1は園で補えるような献立をたてています。また、おやつは手作りおやつを心がけています。多くの友達と楽しい雰囲気の中で食事できるように、栄養のバランスだけでなく、盛り付けの工夫、行事時のパーティ風の献立など、子どもたちに“夢のある給食を!”と努力しています。

0歳児については、乳だけでは栄養が不足し、病気にかかりやすく、成長発育にも影響を及ぼすため順次離乳食を進めていきます。

前期、中期、後期の3段階で進め、量と硬さ、調理形態を変えていきます。

少量で高栄養価の食事を提供するよう心がけ、保護者には、離乳食の進行状況・栄養摂取状況等、個々に連絡し、時には調理方法等をアドバイスして家庭でも、同じように進めていただくよう指導し、協力を得ています。

 

 

 

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