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また、熱の高低だけでなく、いつもとの様子の違いをお母さんにお話したり、連絡ノートで知らせ、症状によっては内科、耳鼻科、総合病院での受診をすすめたり、家庭での注意の仕方をアドバイスしています。

産休明けの小さな赤ちゃんだった子どもが、寝返りをしたと言っては喜び、這い這いができた、立った、歩いた、言葉が言えるようになったと、その都度大喜びをしています。その子どもたちも卒園時には、赤ちゃん時代のお母さんや保育者の苦心や心配など何もなかったかのように巣立っていきます。「いざっていたよね」「背泳のように進んでいたよね」、あんなこと、こんなことを思い出して胸が熱くなります。

「のびのび育ってね」「一人ひとり違っていいのよ」「命を大切にする人になってね」という思いで送り出します。

0〜1歳の子どもたちの保育に携わる者は、人格形成に大きな影響を与えます。子どもの表情や動作は、担当保育者の鏡のようなものと考え、常日頃、反省しながら保育にあたらなければと思っています。

(松本由紀子 看護婦)

 

今後の展望

草花保育園では、地域の子育て支援として「いちょうの会」「あそびクラブ」、赤ちゃんサークル「ひまわり」を行っています。

「いちょうの会」は毎週火曜日、3歳までのお子さんを対象に園庭を開放し、園の集会に参加したり、園庭で自由に遊んだり、お母さん同士お話しを楽しんだりしています。

 

 

 

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