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現在、この赤ちゃんは6か月半になりました。夢でも見るのか眠っている時に泣くこともあります。そんな時、私は慌ててしまうのですが、2人の先輩は「寝ぐずりね。お兄ちゃんになった証拠ね」など教えてくれるので、私は安心すると同時に、この赤ちゃんの成長を思い、「大きくなったなあ」と嬉しくなります。風邪が流行っている時に、ミルクの飲み方が少ないと心配したりしますが、そのような時以外は楽しく過ごしています。

生後1年にも満たない時から、日中のほとんどの時間を保育園で過ごしているので、たくさん可愛がって、できるだけ安心して過ごせるような保育を心がけています。可愛がるということは甘やかすというわけでなく、たくさん遊んで、健やかに成長できるように手助けをし、その子が理解できるようになったら、やってはいけないことを少しずつわからせていくことだと思います。まだまだ思っているような可愛がり方はできない私ですが、先輩のアドバイスを受けながら、赤ちゃんたちと毎日楽しく過ごしています。

(村山恵深 保育士)

 

時代とともに、保育園の役割がすいぶん変わってきたと思います。その中で、保育士としての私にできることは、毎日登園してくる子どもたちが保育園で安心して楽しく過ごせ、お母さんが安心して仕事ができるようにすることだと思います。

また、0〜1歳の保育では担任と母親のつきあい方がとても大切です。

毎日、仕事をしながらの子育ては本当に大変なことだと思いますし、まして初めての子育てをするお母さん方も多いので、まずそのことを理解した上で子育てのパートナーになり、子どもの成長を共に喜び、見守るようにしています。

 

 

 

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