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担当保育士の反応・意見

0歳児ひよこ組は担任担当制にしています。小さい赤ちゃんが、日中、お母さんと離れて生活しているので、担当保育士はまさにお母さん代わりになります。私は担当制という形式はとてもいいなあといつも感じています。なぜなら、一日一日の本当に小さい成長や体調の変化にもすぐ気付いたり、子どもたちも安心して担当保育士とより密接な信頼関係ができるからです。また担当以外の子どもとも一緒に遊ぶ時間はたくさんあるので、「○○ちゃんが、こんなことできるようになりましたよ」と担任同士で気付いたことを知らせ合ったりもしています。

産休明けの男児が入園した時、私としてはせっかく0歳の担任になったのだからと考え、「ぜひ担当したい」と申し出ました。先輩2人の担任は快くきいてくれました。もちろん、2人の先輩に1日の生活のリズムや、その過ごし方をアドバイスしてもらいながらのことでした。

まずは、この赤ちゃんが眠りたい時に好きなだけ眠らせ、おなかが空いた様子の時は、たっぷりミルクを飲ませました。当たり前のことですが、私は赤ちゃんが眠っているときにベッドをのぞき込んで寝顔を見たり、抱っこをしてお互い顔を見合わせながらミルクを飲ませたり、背中をトントンして大きなげっぷが出ると、そのたびにとても嬉しくて、この赤ちゃんがかわいくてたまらない気持ちになりました。月齢が大きくなるにつれ、少しずつ腹這いになって遊ぶ時間を多くしたり、お母さんとも相談して離乳食を始めたりしています。

 

 

 

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