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乳児保育について特に配慮していること

<クラス担任について>

草花保育園の乳児保育は、担当担任制にしています。前年度の3月末、クラス担任が決まり、園児の名簿が市から届きますと、人数や月齢を考慮して無理のないように話し合い、担当者を決めます。食事、おむつ交換、連絡帳の記入などを担当します。特定の保育士が関わることで子どもが安心して過ごせるからです。しかし、遊びの時間帯はどの子とも関わって遊ばせます。担当者が不在の場合でも、不安にならないようにしています。

 

<担任の勤務体制について(職員の協力)>

7:00〜19:00までローテーションを組んで、1週40時間を超えないようにしていますが、月齢の低い子どもがいる場合は、その子の保育時間帯に担当者が必ずいるように変則勤務をしています。

例えば、8月1日より産休明けの男の子が入園してきました。幸い8月中は慣らし保育をすることができましたが、9月より母親が職場復帰したところ、労基法の授乳時間が取れないことが分かり、朝8時前から夕方6時まで保育園で過ごすことになりました。

平日の早朝と夕方は、同じパート職員が来て保育していますので助かっています。担任と交替する時は、1日どのような様子で過ごしたか詳しく話して、必要があればミルクの準備をして引き継ぐのですが、土曜日の夕方はパートの職員がお休みなので、担任同士で話し合い、必ず一人この赤ちゃんを保育するように変則勤務にしました。勤務時間をオーバーした時は、後日、時間調整をすることにしています。

小さい赤ちゃんですから、やはり普段の様子や生活のリズムをよく知っている担任の方が、赤ちゃんもお母さんも、そして担任も安心だと思い、土曜日はこのようにして保育をしています。

 

 

 

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