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◇発達指標チェック表

乳児の現時点においての発育発達を把握し、見通した保育の計画の基となります。この場合は乳児の「できる」「できない」という判断ではなく、家庭への働きかけ、保育環境、保育士の関わりや配慮、障害の有無等、乳児の成長発達全体を考える資料となるものです。

◇連絡ノート

乳児は家庭での生活、園での生活の24時間をまるごととらえて保育していくことが最も大切です。その中で授乳、睡眠、食事、排便、遊び、健康状態を時間にのせて記録することにより、乳児の生活リズムが一目瞭然に表れます。このことにより、家庭も園も乳児の様子をすべて把握できることから、家庭との連携もとりやすくなります。また、ノート式ですので保護者も育児日記と考えているようです。この連絡ノートの活用が、保護者の育児、子育て意識を高める上で効果があることを願い、努力しています。

 

12. 保育環境(物的・人的)

人が良き環境に恵まれることは貴重な財産です。私たち大人でさえも環境に左右されることは、大きいものがあります。まして乳児は、自分自身から環境を選ぶということはできません。小さければ小さいほど環境の影響力が強いだけに、保育園全体の環境構成には細心の配慮が大切です。また、これは保育園の運営にもかかわることになりますので、全職員でしっかり考えて環境を作っていくことが必要だと思います。

 

 

 

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