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昭和47年、戦後第二次ベビーブームになった時、厚生省の施策でありました無認可保育園から法人認可保育園への転用のすすめで県や市の行政機関も動き出し、書類作成第一歩からの指導を受けての取り組み、そして進達、苦労を乗り越えての法人認可、昭和48年12月22日のことでした。翌昭和49年4月、社会福祉法人キンダー保育園、定員30名、3歳未満児保育園山形県内小規模保育園の第1号として新たな歩みを始めました。

当時、山形市は乳児保育の受け入れは月齢を生後10か月と定め、本当の意味での乳児保育の理解には難しいものがありました。しかし、時代の変化や多様化する保育ニーズがあることにより、生後8か月、6か月、4か月、そして平成7年より産休明けからの受け入れとなりました。この間、ベビーブームが去り、出生数の減少により定員が満杯にならない時があり、事業所に出向いて保育園のPRに努めたり、会社訪問をして園児を募集、一人の園児を入所させる経営の難しさを身をもって経験、いろいろな道程を経て今日まで保育園生活33年になりました。

少子高齢化、世間に伝わり始めてから20年を越えたともいえるでしょう。

乳児(0歳児)保育、昭和50年代中頃は保育所徴収金基準額の低階層該当在籍3人以上から始まり、順次、階層区分廃止での該当、乳児指定保育所の設定、そして現在では乳児保育新単価適用、乳児保育促進事業での推進、全国保育所受け入れ68万人を目標とした新エンゼルプランの策定等、国の施策は乳児保育に対する比重は大きく、保育所が期待される役割は極めて高くなっています。

さて、私どもキンダー保育園、姉妹園キンダー南館保育園は、乳児保育について早くから手がけ、推進してまいりました。

 

 

 

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