また、個人によっては、卵・牛乳(加工品も含め)を除去する子がでます。その場合は、食材や調理方法を変えて対応しておりますが、保護者にも協力を依頼し、病院での判定テストを行っていただき、除去する食品が少なくなるよう努めています。
ミルク(冷凍母乳も受け付け)、哺乳びん、乳首など個々で異なるため、間違いが生じないように、保管容器の表示をはっきり記入し、個別ミルク一覧表での確認を行い、十分に気を配り、つくるようにしております。
月齢によって当然1回の哺乳量は異なりますが、乳児期における肥満は成人期の肥満に結びつくと言われるため、調整粉乳の量に対して、空ける時間を守るよう努めると共に、保護者の方々にもその旨を伝え、協力をお願いしております。あわせて離乳の大切さを伝えていきます(ミルクだけでは蛋白質、鉄、カルシウム、ビタミンC・D等の栄養素が不足してしまうこと)。2回食までは園で摂取するため、完了期を迎える保護者には、栄養士から説明をしたり、給食だよりを発行しております。
生理的・心理的満足を味わうためにも、いろいろな食材や調理方法のステップをクリアーしながら、咀しゃく・えん下が上手になるよう工夫をし、偏食の予防に努め、何よりも食べることが楽しいと思えるかかわりを大切にしていきたいと思っています。
授乳方法については、肌のぬくもりと心臓の鼓動が直接感じとれるよう、スキンシップも兼ねた抱っこ授乳を心がけています。