(1) 高齢のお客さまの特徴
どんな特徴がありますか?
● 加齢にともない、筋力の低下、機敏性の低下、順応性の低下などが顕著になり、視力や聴力も低下するのが一般的です。
● 若い人のように長い距離を歩いたり、素早く行動することが困難です。
● 疾病等により、様々な複合障害をもっていることも珍しくありません。したがって、介助のニーズも人により様々です。
● 筋力の低下に伴い、からだ全体のバランス能力が低下します。そのため、転倒したり、つまづきやすくなり、大きなけがにつながる可能性があります。骨が脆くなっているので、転倒の防止は特に重要です。
(2) 高齢のお客さまに対応する際の基本的な心がまえ
急がせたりすると、混乱したり、つまづいたり、思わぬ事故につながります。決して慌てさせないことです。
移動、コミュニケーションに時間がかかることが多いので、ゆとりを持って対応します。
高齢のお客さまは、同じことを繰り返すことがありますが、いやな顔をせず、ゆっくりお客さまの用件を聞く姿勢が大切です。