7. 高齢のお客さまへの接遇・介助
高齢のお客さまへの対応では、様々な身体機能の低下や複合的な障害を持っている人が多いということを念頭におく必要があります。外見上健康そうでも、高齢のお客さまにとって、移動の際の、身体的、精神的負担は大きく、公共交通を利用しての移動に不安を感じているお客さまが多いのが実態です。
高齢の方が外出する事は、社会と交流するよい機会です。乗務員、駅員も社会との接点の一部です。お客さまが不快な思いをしないように、心配りをして気持ちよく利用してもらいましょう。
高齢のお客さまへの接遇・介助は、これまで学習した障害のある人への接遇・介助技術を応用して十分に対応することが可能です。尊厳をもって丁寧に応対すること、お客さまのニーズ、身体的な状況を十分に把握するという基本は同じです。