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3] タクシーの乗降で配慮する点

タクシー乗り場で、白杖を持っていたり盲導犬を連れているお客さまを見かけたら、乗務員は降車して積極的に声をかけます。また、大きなタクシー乗り場では案内係が配置されていますので、連携してお客さまを案内します。

車の位置、向いている方向を知ってもらうために、お客さまの手をドア上部に誘導します。ドアは、なるべく大きく開きます。

頭部をぶつけないように、もう一方の手を屋根の縁に触れて確認してもらいます。

お尻から乗り込むようにすると安全に乗車できます。

 

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ドアおよび屋根の位置を確認して、お尻から乗り込むようにする。

 

杖は折りたたむか横にします。

行き先は必ず復唱確認します。可能ならば、予定ルート、通過地点などを時々知らせると、お客さまも安心できます。

全盲のお客さま、視力が極度に低下しているお客さまは、料金メーターの確認ができません。金額をはっきりと伝え、レシートを必ず発行します。障害者割引や福祉タクシー券の有無を確認して対応します。運賃の支払いは→(4)参照

 

 

 

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