(6) 垂直移動における介助
1] 階段・段差での介助
階段に直角に近づき、一時停止し、階段があることを知らせます。「上ります(下ります)」と声をかけてから歩き始めます。
お客さまの歩行能力に十分注意を払います。可能ならば、段数や一段の高さを知らせるとイメージがわきます。
介助者は常に一段先を歩くようにし、お客さまが一段上がる(下がる)のを確認してから、次の一段に進みます。慣れている人はリズミカルに歩くことができますので、お客さまの様子をよく見て誘導します。
階段が終わったら「終わりです」と伝え、お客さまが最後の一段を上がった(下りた)のを確認して一旦停止します。途中で段の高さや踏み幅が変わる時も一旦停止します。
手すりの使用を希望された場合、お客さまの手を手すりに誘導します。すれ違う人や階段の段数など周囲の状況を伝えるようにします。特にラッシュ時は、周囲の人の動きに十分注意して下さい。