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(5) 移動の介助

1] 通常の通路

どのように誘導したらよいかお客さまに尋ね、相手の歩く速さを考慮して誘導します。誘導の基本は→(2)参照

どのくらい歩くのか(距離で○○m)、段差や人混みの状況等あらかじめ伝えるとお客さまも心がまえができます。ただし障害物の情報や曲がる場所などは、あまり先の情報を伝えても、かえって不安になりますので、おおむね10m先の情報を伝えればよいでしょう。

白杖では腰の位置より高いものは探る事ができません。誘導している時は、特に顔の高さに突出している広告物や樹木などに十分注意します。

誘導者と視覚に障害のあるお客さまの歩行の軌跡は異なります。誘導されている時は白杖を使わないことがあるので、足元の障害物にも注意します。

 

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頭上、足元の看板等の広告物、ポール、植木などに注意します。

 

 

 

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