段差が高い場合、ホームが曲がっていて溝の幅が一定でない場合は注意が必要です。可能ならば別の、より安全な乗車口に移動します。
乗降のための設備
車いすで車両に乗り込む場合、事業者ごとにいくつかの異なる方法を採用しています(携帯型スロープ、ホーム備え付けの段差・隙間解消装置など)。採用している方法に合わせて、使用法に習熟することが大切です。
2] バス
バスは歩道に対してできる限り接近し、平行に停車させます。
リフト付車両、ノンステップのスロープ付車両の場合は、それぞれの使用法に合わせて乗降を介助します。
・スロープ付のバスでは、スロープでの介助を参考に乗降します。
・乗車時:お客さまに声をかけ、押し戻されないように足を前後に踏ん張り、ゆっくりと押します。車内の他のお客さまにフットレスト等があたらないように注意します。
・降車時:後ろ向きで降りるのが一般的です。後方、周囲の安全を確認して、お客さまに声をかけてからゆっくりと後退します。降りたあとは歩道の傾斜で車いすが動かないように配慮します。
乗務員は、リフト、スロープ、固定装置の操作に習熟していることが大切です。