呼吸を合わせて一段一段確実に移動します。
下り
車いすは後ろ向きにします。上る時と同じ要領ですが、介助者は下る方を向きます。
お客さまによっては後ろ向きで下りることを好まない場合もあります。意向を確認して、可能ならば前向きで下ります。
電動車いすのお客さまへの対応
電動車いすは重量もあり、階段での介助はさらに危険が伴います。推奨できる方法ではありませんが、やむを得ず持ち上げなければならない時は、介助者6人で対応します。
駅のバリアフリー情報の提供が必要
駅によって、係員が少ない、階段しか経路がないなど、十分な介助を行う条件が整っていない場合があります。ハード面の整備は過渡期であり、駅のバリアフリー化が普及するまでは、トイレを含む駅の設備に関する情報提供が大切です。階段しかない駅はその旨を示すと同時に、最寄り駅のバリアフリー化の状況及び、お客さまが乗降する駅のバリアフリー化の情報をすぐに提供できるように整理しておく必要があります。